女性におすすめの職業・仕事30選!年収や業務内容、必要な資格が分かる!

結婚・出産・育児といったライフイベントにキャリアを左右されやすい女性は、どの職業に就くかで悩む方が特に多いです。

「どんな職業が女性におすすめなのだろう?」と考えたとき「手に職をつけて専門性を磨く」「これからも安定している」「働き方・休み方が柔軟に取れる」といった、様々な価値観があると思います。

専門性も安定性も働き方もどれも大切な考え方で、優劣はありません。ご自身の志向に近い職業を選択することで、仕事の満足度が上がるでしょう。

この記事では、女性におすすめの職業を計30個まとめました。それぞれのお仕事を5つに分類して解説してあります。気になる仕事から読んでみてください。

また、このページの最後には「就職・転職の時に女性が職業を選ぶ時のポイント」を4点まとめてあります。キャリアで悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

この記事で分かること

  • 女性におすすめの仕事が30職種分かる!
  • 30職種は「今後注目の職業」「接客」「クリエイティブ」「web・IT」「専門職」に分けてご紹介!
  • 就職・転職の時に女性が職業を選ぶ4つのポイントが分かる!

 

女性の活躍が期待される注目の職業・仕事!

まずは、市場成長率が高くこれからの女性の活躍が大いに期待できるおすすめの職業を4つ集めました。

市場調査アナリスト

市場調査アナリストは、企業のマーケティング戦略には欠かせない職種です。

今後5年で3割は成長する職業だと予測されており、女性にもおすすめです。

仕事内容 特定のテーマに沿って、市場動向の調査・分析を行う。
平均年収 400万円~1000万円
資格 資格はなく、企業に就職後マーケティング業務を学ぶ。
女性割合 58%

歯科衛生士

歯科衛生士は、高齢化で歯科ケアの需要が増えるとともに注目を集めている国家資格です。今後5年で33%の成長が見込まれています。女性の割合も高くおすすめの職業です。

仕事内容 歯科予防処置・保険指導・診療補助といった歯科医療業務を行う。
平均年収 350万円程度
資格 必須資格:歯科衛生士

  • 合格率:95%程度程度
  • 検定費用:14,300円
  • 受験資格:指定された歯科衛生士学校を卒業した者
  • 検定日:年1回(3月)
女性割合 90%

作業療法士

作業療法士は、一度取得することで生涯更新を必要としません。

結婚や出産でブランクができても、それまでの経験を活かして再就職可能とされています。

高齢化社会が加速する中、今後ますます需要が高まる職業の一つとして女性におすすめです。

仕事内容 リハビリのプロとして、心身に障害を持つ人々の訓練や指導を行う。
平均年収 420万円程度
資格 必須資格:作業療法士

  • 合格率:75%~85%
  • 検定費用:10,100円
  • 受験資格:文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した作業療法士養成施設において、3年以上作業療法士として必要な知識及び技能を習得した者
  • 検定日:年1回(2月)
女性割合 40%

生物医学エンジニア

高齢化に伴って医療従事者の需要が増えており、生物医学エンジニアも女性におすすめの職業です。今後5年で27%の成長が見込まれています。現在の女性比率は20%ですが、少しずつ女性進出が進んできているようです。

仕事内容 医療機器の開発にあたる。
平均年収 600~900万円
資格 生物医学エンジニアになれる大学への進学が必要。
女性割合 20%

女性におすすめの職業・仕事!人と接する編

続いて「人と接する仕事が好き」「誰かから感謝されるとやりがいになる」といった女性におすすめの職業を8つご紹介します。

アロマセラピスト

アロマセラピストは、資格を取得すれば癒し系の女性にとって活躍の場になるため、女性におすすめの職業です。

香りによるヒーリング効果でお客様の心と体をリラックスさせ、ストレス解消や体の不調の改善に導きます。

仕事内容 天然の植物から抽出したエッセンシャルオイル(植物性香油)を用いて、アロマテラピー(芳香療法)を行う。
平均年収 年収200~300万円(スキルによって異なる)
資格 必須資格:アロマテラピー検定

  • 合格率90%以上
  • 検定費用:1級/2級各6,480円
  • 勉強時間:30時間程度
  • 検定日:年1回(11月)

エステティシャン

エステティシャンは、年齢問わず多くの女性が活躍でき、癒し系の女性におすすめの職業です。

仕事内容 人々の肌や体を美しくするために「ボディケア」「脱毛」などの施術を行う。
平均年収 300~400万円程度(30代)
資格 公的な資格はないが、民間団体が認定する資格は多数あり。2つ紹介。

資格①日本エステティック協会「認定エステティシャン」

  • 合格率:80%以上
  • 検定費用:10,368円
  • 受験資格:認定校で300時間以上のコース修了
  • 検定日:年3回(2月、6月、10月)

資格②日本エステティック業協会「AEA認定エステティシャン」

  • 合格率:40~50%
  • 検定費用:(初回)14,580円、(5年毎の更新料)8,100円
  • 受験資格:AEA認定校でのカリキュラム履修orエステティックサロンでの実務経験
  • 検定日:年2回(1月、9月)
女性割合 80%程度

ヨガインストラクター

女性割合が高いヨガインストラクターは女性におすすめの職業です。ヨガ人口は増加の可能性を秘めているため、将来性もあります。

仕事内容 ヨガの正しいポーズや呼吸法の指導を行う。
平均年収 250万円~400万円(新卒)
資格 国家資格はないが、民間の資格は多数あり。

全米ヨガアライアンス「認定200時間(RYT200)」

  • 取得条件:全米ヨガアライアンス認定校で200時間のプログラムを修了する
  • 費用:50万円前後(全米ヨガアライアンス認定校ヨガインストラクター養成コース受講料)
女性割合 98%程度

看護師

看護師は、病院やクリニック以外でも介護施設や保育所での雇用があり、60代以上でも活躍できる女性におすすめの職業です。

仕事内容 病気やけがで苦しむ人たちのお世話や、医師の手助けをする業務を行う。
平均年収 450~500万円程度
資格 看護師国家試験

  • 合格率:90%前後
  • 検定費用:5400円
  • 受験資格:大学や3年生短大の看護系学科、病院や大学の医学部に付属する看護学校を卒業
  • 検定日:年1回(2月)
女性割合 93%程度

保育士

保育士は子どもの成長を間近で感じられ、子供好きの女性にはおすすめの職業です。

仕事内容 子どもたちの生活全般のお世話をしながら、心身の発達を促して社会性を養わせる。
平均年収 260万円~290万円(20代)、270万円~320万円(30代)、300~350万円(40代)
資格 保育士資格の合格が必須。以下のいずれかを満たす必要がある。

  1. 都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設での所定の課程・科目を履修し卒業する。
  2. 保育士試験に合格する。
女性割合 96%

ネイリスト

ネイリストは美容全般に詳しくなりながら、手に職がつく女性におすすめの職業です。

仕事内容 専門技術を用いて、人の爪や手を美しく見せるために手入れを行う。
平均年収 251万円
資格 プロのネイリストを目指すなら、資格を持っておきたい。2つ紹介。

資格例①ネイリスト技能検定3級

  • 合格率:90%前後
  • 検定費用:6,600円
  • 受験資格:義務教育を修了した方
  • 勉強期間:3か月程度
  • 検定日:年4回(1月、4月、7月、10月)

資格例②ネイリスト技能検定2級

  • 合格率:40%前後
  • 検定費用:8,800円
  • 受験資格:ネイリスト技能検定3級取得
  • 勉強期間:半年程度
  • 検定日:年4回(1月、4月、7月、10月)
女性割合 90%程度

心理カウンセラー

心理カウンセラーは、感情に繊細で包容力がある女性に適した職業になります。複数の職場を掛け持って仕事ができることもおすすめポイントです。

仕事内容 相談者との対話を通して、相談者自身が解決の方向性を見出す手助けを行う。
平均年収
  • 360万円~540万円(教育機関)
  • 600万円前後(30代後半、行政機関)
  • 500万円~600万円(40代、公共施設のサービス)
資格 心理カウンセラーとして活躍するためには、資格取得を目指して専門知識や技術を学ぶことが必要。2つ紹介。

資格例①メンタルケアカウンセラー

  • 合格率:50%前後
  • 検定費用:5,100円
  • 受験資格:メンタルケア学術学会指定の講座を受講
  • 勉強期間:3か月程度
  • 検定日:自宅にいながらの取得可能

資格例②公認心理士

  • 合格率:79.6%(第1回)
  • 検定費用:28,700円(受験手数料)+7,200円(登録手数料)
  • 検定日:年1回(9月)
女性割合 75%

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人のお客様と信頼関係を構築して資産運用等のアドバイスを行う仕事です。お客様に寄り添うことが得意な女性におすすめの職業となっています。

また資格取得によって、家計のやりくりも上手くなれば一石二鳥です。

仕事内容 個人のクライアントに対して、資産に関する情報分析、ライフイベントに沿った資金計画を立てる。
平均年収 300万円~1000万円
資格 ファイナンシャルプランナーは4級~1級がある。就職や転職に活用するなら、2級以上の取得が望ましい。未経験の場合は、3級から開始するのが定石。

①ファイナンシャルプランナー(FP)3級

  • 合格率:40%~70%
  • 検定費用:学科3,000円、実技3,000円
  • 勉強期間:30時間程度
  • 検定日:年3回(1月、5月、9月)

②ファイナンシャルプランナー(FP)2級

  • 合格率:15%~30%
  • 検定費用:学科4,200円、実技4,500円
  • 勉強期間:100時間程度
  • 検定日:年3回(1月、5月、9月)
女性割合 50%

女性におすすめの職業・仕事!クリエイティブ編

次は「クリエイティブな仕事をしたい」「自分なりの力を発揮したい」という女性におすすめの職業を5つご紹介します。

インテリアデザイナー

設計施工関連のデザイナーどうしても男性が多いですが、その中でもインテリアデザイナーは「女性ならではの視点」「女性ならではのきめ細かさ」を発揮できる職業のためオススメです。

仕事内容 家具・カーテン・照明・什器などの内装全般の企画や設計を行う。
平均年収 260万円~300万円(20代)、300万円~400万円(30代)
資格 業務自体に資格制限はないが、現実的には資格がなければプロとして認められない。資格を2つ紹介。

資格①インテリアデザイナー

  • 合格率:30%
  • 検定費用:10,000円
  • 勉強期間:3か月程度
  • 検定日:年6回(2月、4月、6月、8月、10月、12月)

資格②インテリアコーディネーター

  • 合格率:20%
  • 検定費用:11,300円(一次試験)、14,400円(二次試験)
  • 勉強期間:8か月程度
  • 検定日:年1回(10月)
女性割合 10%

ベジタブル&フルーツアドバイサー

ベジタブル&フルーツアドバイサーは野菜ソムリエの一種で、野菜と果物の魅力を伝えるスペシャリストです。資格取得により、自分自身の生活も豊かにできるため女性におすすめの職業です。

仕事内容 フードコーディネーターとして、野菜や果物の保存方法や活用方法に関するアドバイスを行う。
平均年収 350万円~500万円
資格 資格:ベジタブル&フルーツアドバイサー

  • 合格率:非公開
  • 検定費用:5,600円
  • 勉強時間:3か月の資格取得講座
  • 検定日:随時(在宅受験可能)
女性割合 90%以上

AD(アートディレクター)

学生時代に美術が得意だった女性の方におすすめの職業がAD(アートディレクター)です。クライアントの希望をくみ取ってデザインに盛り込んでいきます。

社内のグラフィックデザイナーをまとめる管理職のような立場で、デザイナーとして活躍して経験を積んでから就く職種です。

女性比率が低い職種のため、女性ADが作る女性特有の雰囲気を生かしたデザインは評価を集めます。

仕事内容 広告・webサイト。パッケージ等のビジュアルデザインの指揮をとる。
平均年収 390万円程度
資格 資格などの弁雇用よりも、現場の制作経験やクリエイティブセンスが重要。
女性割合 少ない

イベントプランナー

イベントプランナーは、ウエディングプランナーをはじめとしてで活躍する女性が多い職業です。

オススメポイントは、男女間の賃金格差がない点と、女性ならではの感性を活かせる点です。

仕事内容 各種イベントの企画・準備・運営を行う。
平均年収 300万円~400万円(20代後半)

大手広告代理店であれば、1000万を超えることもある

資格 必須となる資格はないが、あると便利な資格や検定あり。

資格例:イベント検定

  • 合格率:80~90%
  • 検定費用:10,800円
  • 勉強時間:通信講座を受講。受講期間中は1日3~4時間の勉強が必要。
  • 検定日:年2回(7月、11月)
女性割合 84%

フラワーデザイナー

フラワーデザイナーは、活け方のセンスと技術で勝負できるため、お花好きの女性にはおすすめの職業です。

仕事内容 ブライダル関連の装花を中心に、パーティーやイベント会場の装飾を行う。
平均年収 300万円~400万円
資格 多くの資格があるため、一部をご紹介。

資格①フラワー技能士3級

  • 合格率:70~80%程度
  • 検定費用:3100円(学科試験)、16,500円(実技試験)
  • 勉強時間:6か月
  • 検定日:実技試験年2回(6月上旬~9月上旬、12月上旬~2月上旬)
    学科試験年2回(7月中旬~9月上旬、1月下旬~2月上旬)

資格②フラワー技能士2級

  • 合格率:70~80%程度
  • 検定費用:3100円(学科試験)、16,500円(実技試験)
  • 勉強時間:2年
  • 検定日:
  • 実技試験:年2回(6月上旬~9月上旬、12月上旬~2月上旬)
    学科試験年2回(7月中旬~9月上旬、1月下旬~2月上旬)

資格③フラワー技能士1級

  • 合格率:50%程度程度
  • 検定費用:3100円(学科試験)、16,500円(実技試験)
  • 勉強時間:1年
  • 検定日:実技試験年2回(6月上旬~9月上旬、12月上旬~2月上旬)
    学科試験年2回(7月中旬~9月上旬、1月下旬~2月上旬)
女性割合 90%

女性におすすめの職業・仕事!Web・IT業界編

続いてIT業界で女性におすすめの職業をご紹介します。

プログラマー・システムエンジニア

プログラマー・システムエンジニアは、2018年12月の有効求人倍率が8.02倍で業界内で人材が不足しています。手に職をつけたい女性にはおすすめの職業です。

仕事内容 コンピューターを動かす「プログラミング言語」を用いて、システムを構築する。
平均年収 450万円~600万円(扱う言語、経験によって異なる)
資格 独学で始める場合は、プログラミングスクール等での実務経験が必要。

IT全般の知識をつける資格としては以下の2つがある。

資格①基本情報技術者試験

  • 合格率:20%~30%
  • 検定費用:5,700円
  • 勉強期間:150時間程度
  • 検定日:年2回(4月、10月)

資格②応用情報技術者試験

  • 合格率:20%程度
  • 検定費用:5,700円
  • 勉強期間:200時間程度
  • 検定日:年2回(4月、10月)
女性割合 15%程度

webデザイナー

プログラマ―やエンジニアと同様にIT業界で不足している職業がwebデザイナーになります。手に職をつけて、女性ならではの感性で仕事がしたい方にはにおすすめです。

仕事内容 サイトのデザインやコーディング(HTML/CSSを使用)を行う。
平均年収 約360万円
資格 資格がない場合でもwebデザイナーは名乗れるが、あったほうが良い。未経験から挑戦できる資格を2つ紹介。

資格例①webクリエイター能力認定試験スタンダード

  • 合格率:88%程度
  • 検定費用:5,700円
  • 勉強期間:24時間程度
  • 検定日:随時(最寄りの各試験会場に要問合せ)

資格例②ウェブデザイン技能検定3級

  • 合格率:60%~70%
  • 検定費用:学科5,000円、実技5,000円(35歳以上)、3,000円(35歳未満)
  • 勉強期間:2週間~1か月程度
  • 検定日:年4回(2月、5月、8月、11月)
女性割合 1割~2割

データサイエンティスト

データサイエンティストは、2009年ごろに登場した新しい職種です。企業が保有するデータを統計学を駆使して分析します。女性割合も高くおすすめです。

仕事内容 企業が保有する膨大なデータを分析し、企業のマーケティング戦略立案や課題解決を行う。
平均年収 約530万円
資格 新しい職業のため明確な資格はないが、有名な資格を紹介。

資格例①統計検定2級

  • 合格率:40%程度
  • 検定費用:5,000円
  • 勉強期間:30時間程度
  • 検定日:年2回(6月、11月)

資格例②オラクルマスター

  • 合格率:非公開
  • 検定費用:28,728円(会場試験)、14,688円(オンライン試験)
  • 勉強期間:
    ブロンズまで…40時間
    シルバーまで…+40時間(計80時間)
    ゴールドまで…+40時間(計120時間)
    プラチナまで…+360時間(計480時間)
  • 検定日:随時
女性割合 35%

女性におすすめの職業・仕事!専門職編

続いて、資格取得によって知識を身につけて活躍するタイプのおすすめ職業を7つご紹介していきます。

薬剤師

薬剤師は、高齢化社会や医療技術の進歩により今後も需要の拡大が見込まれています。

また薬剤師はライフスタイルが変化しても比較的働きやすと言われており、女性におすすめの職業です。

仕事内容 医薬品の調合・調剤を行う。
平均年収 約530万円
資格 必須資格:薬剤師

  • 合格率:60~80%
  • 受験資格:大学の薬学部か薬科大学で6年間の薬剤師養成課程を修了していること
  • 検定日:2月25,26日
女性割合 60%

行政書士

行政書士は、単純な書類作成業務から複雑なコンサルティング業務まで、幅広い業務範囲を持っています。まだ女性割合は低い職業ですが、男女差がある職種ではないため女性にもおすすめです。

仕事内容 法務局以外の官公庁に提出する書類の作成や申請を代行する。
平均年収 500万円~600万円
資格 必須資格:行政書士

  • 合格率:8%~15%
  • 検定費用:7,000円
  • 勉強期間:500時間程度
  • 検定日:年1(11月の第二日曜日)
女性割合 24%

介護福祉士

介護福祉士は国家資格に合格する必要がある職業で、手に職をつけたい女性におすすめです。

仕事内容 日常生活が困難な高齢者や障がいのある方の身体介護を行う。
平均年収 250万円~400万円
資格 必須資格:介護福祉士

  • 合格率:60%前後
  • 検定費用:15,300円
  • 受験資格:3年以上(実働540日以上)介護等の業務に従事しているor福祉系高等学校で所定のカリキュラムを修了して卒業
  • 検定日:筆記試験が1月下旬、実技試験が3月上旬
女性割合 70%程度

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、個人の重要なキャリアの節目に立ち会うことにやりがいを感じられる女性におすすめの職業です。

仕事内容 労働者の職業の選択やキャリアに関して助言や指導を行う。
平均年収 360万~700万程度(実力次第でもっと上の給料も可能)
資格 必須資格:キャリアコンサルタント試験

  • 合格率:30%~60%程度
  • 検定費用:8,900円(学科試験)、29,900円(実技試験)
  • 勉強時間:60時間~100時間
  • 検定日:年3回(2月、7月、11月)
女性割合 45%程度

社会保険労務士

社会保険労務士は、社労士や労務士とも呼ばれている職業で、正確さと緻密さが重要な仕事が多く、コツコツした作業が好きな女性におすすめです。

仕事内容 社会保険に関する書類作成、申請、給付といった事務手続きや給与計算を行う。
平均年収 約530万円
資格 必須資格:社会保険労務士

  • 合格率:3~9%
  • 検定費用:9,000円
  • 受験資格:短大卒と同等程度の学歴を持つor行政書士資格を保有or一定の実務経験がある
  • 勉強期間:1000時間程度
  • 検定日:年1回(8月の第4日曜日)
女性割合 35%

社会福祉士

社会福祉士は、仕事場が「老人ホーム」「介護施設」「ショートステイ施設」「障碍者支援施設」など様々あり、一度手に職をつければ安定した給料が見込まれるため女性におすすめの職業です。

仕事内容 病気や障害などが原因で日常生活を送ることが難しくなった人の相談を受け、安定した生活ができるように支援する。
平均年収 約350万円
資格 必須資格:社会福祉士

  • 合格率:25%~30%
  • 検定費用:15,440円
  • 受験資格:福祉系大学で指定科目を履修していれば、大学修業期間+実務経験が4年以上。
    一般大学や短大を卒業した方は、大学修業期間+実務経験が5年以上。
  • 勉強期間:300時間程度
  • 検定日:年1回(2月上旬)
女性割合 65%

年金・保険数理士(アクチュアリー)

年金・保険数理士(アクチュアリー)は、公認会計士を超える難関資格とされ、試験を受けて合格しなければなりません。資格取得までは平均8年と言われています。

数学が好きで年収が高い職業に就きたい女性におすすめです。

仕事内容 数理業務のプロとして、金融工学の知識や経験を駆使して保険商品を設計を行う。
平均年収 1500万円
資格 必須資格①アクチュアリー第1次試験

  • 合格率:数学10.3%、生保数理26.2%、損保数理13.7%、年金数理16.4%、会計・経済・投資理論19.0%(平成29年度)
  • 検定日:年1回(12月)

必須資格②アクチュアリー第2次試験

  • 合格率:生保1…10.7%、生保2…11.8%、損保1…10.3%、損保2…11.4%、年金1…9.5%、年金2…12.8%(平成29年度)
  • 受験資格:アクチュアリー第1次試験のすべての科目で合格
  • 検定日:年1回(12月)
女性割合 36%

最後に技術を身につけて活躍するタイプの女性におすすめの職業を3つご紹介します。

栄養士・管理栄養士

栄養士は都道府県知事の免許を受けた国家資格が必要な職業です。

食と栄養に関する専門的な知識を身につけたい女性にはおすすめです。

仕事内容 献立作成・食材発注といった食事や栄養の指導や管理を行う。
平均年収 340万円程度
資格 資格:管理栄養士

  • 合格率:60%
  • 検定費用:6,800円
  • 受験資格:栄養士養成学校の修業年数+実務経験の合計が5年以上
  • 勉強期間:200時間程度
  • 検定日:年1(3月の上旬)
女性割合 90%

調理師

調理師免許は、学歴に縛られずに取得できます。もともと料理が好きな女性にはおすすめの職業です。

仕事内容 レストランやホテル、学校や病院で料理を作る。
平均年収 約340万円
資格 必須資格:調理師免許

  • 合格率:65%前後
  • 検定費用:6,300円(東京都)※都道府県によって異なる。
  • 受験資格:各都道府県が指定している調理師学校(養成施設)を卒業or飲食店などで2年以上の調理の実務経験をもとに、調理師試験に合格
  • 勉強期間:60~80時間程度
  • 検定日:基本的に年1回(大阪・神奈川・京都は2回)※都道府県によって受験日が異なる。
女性割合 30%程度

美容師

美容師は、流行に敏感な女性におすすめの職業です。お客様の髪質に合わせた髪型を提案できます。

仕事内容 カット、カラー、セット、パーマ等の施術でお客様の髪の毛を美しく整える。
平均年収 約300万円
資格 必須資格:美容師免許

  • 合格率:45%~60%
  • 検定費用:12,500円(実技試験)、12,500円(筆記試験)
  • 受験資格:美容師養成施設のカリキュラムを修了していること
  • 勉強期間:30~60時間程度
  • 検定日:夏と冬に年2回(実技…7月下旬、1月下旬。筆記…9月上旬、3月上旬。)
女性割合 70%

女性が就職先・転職先を選ぶ時の4つのポイント

結婚・出産・育児といったライフイベントにキャリアが左右されやすい女性は、次の4点に気を付けて就職先・転職先を選んでみてください。

ポイント①男女関係なく評価される業界を選ぶ

まず、女性が就職・転職するときに留意すべきポイントが「どの業界で仕事をするか」です。昔からある古い業界の職種の場合、いまだに男性中心の価値観が残っている場合があります。

仕事の成果をありのままに評価されにくい業界に飛び込まず、男女関係なく仕事の能力を見てくれる業界を選ぶようにしましょう。

ポイント②将来性のある業界を選ぶ

また、業界を選ぶ時には「業界の将来性」も考慮してください。成長産業を就職・転職先に選ぶことで「明日仕事がなくなる心配」をせず、安心してご自身のスキルを高めたり、休職したりできます。

また成長産業は、産業の成長に伴って人手不足になりがちです。人手が足りていなければ、ご自身のやりたい仕事ができる可能性が高まります。

ポイント③結婚後も続けられる仕事を選ぶ

働く女性の割合が50%を超えた現在、結婚後も仕事を続けたいと考える女性は多いでしょう。

パートナーや家族を大事にしながら仕事を継続できる会社を選んでみてください。会社の福利厚生を調べることでイメージできます。

ポイント④いくつも自分の武器をつくる

人生100年時代と言われる現代において、手に職をつけたとしても武器となるスキルが一つだけでは、陳腐化する可能性があります。

「常に今の時代に求められるスキル」を考え、ご自身のスキルを磨き続ける姿勢が大切になります。

おわりに

この記事では、女性におすすめの職業を30個ご紹介してきました。興味がある仕事はあったでしょうか。

面白そうだと思っても、専門学校卒業が資格取得のために必須の職種もあります。ご自身のキャリアを長期的に考えて、仕事を選んでください。

この記事が、ここまで読んでくださった方のキャリアを決めるきっかけになれば幸いです。

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