上場企業の平均年収ランキング!第2位はキーエンス、1位は、、?

社員の平均年収が高い会社はどこ?

これは、給与所得を持つ人ならだれでも疑問に思うことでしょう。

そこで今回は、上場企業の40代の平均年収で、上場企業の年収を1位から50位までランキング形式で発表します。

2019年版の「会社四季報業界地図」を参考に作成しました。

日本の40代の平均年収は?

日本の40歳の平均年収は468万円です。

この記事では、この40歳モデル年収で比較しています。

日本の上場企業の平均年収は40代後半まで伸び続け、50代前半を境に減少に転じるため、初任給や30代の年収だけでなく、40歳の年収もチェックしておく必要があるからです。

上場企業の平均年収ランキング!トップ10を発表!

まず、気になるトップ10を見ていきましょう。

第10位 三井物産 1372万円

  • 業界 商社
  • 設立 1947年
  • 売上高 4兆8921億円
  • 営業利益 2546億円
  • 従業員数 連結4万2304名
  • 本社所在地 東京都千代田区丸の内1-1-3

総合商社の草分けで、三井グループの中核企業です。

エネルギーといった資源事業に強く、鉄鉱石・原油の生産権益量は商社トップです。

第9位 日本M&Aセンター 1419万円

  • 業界 コンサル
  • 設立 1991年
  • 売上高 246億
  • 営業利益 116億
  • 従業員数 連結381名
  • 本社所在地 東京都千代田区丸の内1-8-2

中堅中小企業のM&A仲介事業の最大手です。

全国の地銀や会計事務所と連絡網を持ち、特に事業承継案件が強いです。

第8位 伊藤忠商事 1423万円

  • 業界 商社
  • 設立 1949年
  • 売上高 5兆5100億円
  • 営業利益 2941億円
  • 従業員数 連結102,086名
  • 本社所在地 大阪市北区梅田3-1-3

「ひとりの商人、無数の使命」を掲げる非財閥系の商社です。

祖業の繊維に強く、傘下にファミリーマート等の有力企業を持っています。

第7位 三菱商事 1473万円

  • 業界 商社
  • 設立 1954年
  • 売上高 7兆5673億円
  • 営業利益 4743億円
  • 従業員数 連結77,476名
  • 本社所在地 東京都千代田区丸の内2-3-1

日本の総合商社トップで、三菱グループの中核をなす企業です。

資源や機械、食品、化学品など事業基盤が厚く、収益力、財務体質も良いです。

第6位 ヒューリック 1534万円

  • 業界 不動産
  • 設立 1931年
  • 売上高 2896億円
  • 営業利益 642億円
  • 従業員数 連結876名
  • 本社所在地 東京都中央区日本橋大伝馬町7-3

旧富士銀行の銀行店舗管理からスタートした企業です。

都心部で駅近の中規模オフィスビルを中心に好物件を多数保有し、近年急成長中です。

第5位 GCA 1630万円

  • 業界 コンサル
  • 設立 2008年
  • 売上高 197億
  • 営業利益 7億
  • 従業員数 連結421名
  • 本社所在地 東京都千代田区丸の内1-11-1

M&Aの助言会社です。日米欧の3極体制を敷きます。

のれん償却控除純利益を配当と自己株買いで100%還元したため、2017年度の営業利益は7億ですが、2016年度の営業利益は249億でした。

第4位 マーキュリアインベストメント 1788万円

  • 業界 投資事業
  • 設立 2005年
  • 売上高 42億
  • 営業利益 22億
  • 従業員数 連結51名
  • 本社所在地 東京都千代田区内幸町1-3-3

投資ファンドを運用している企業です。投資対象は国内外の企業や実物資産です。

第3位 ストライク 1937万円

  • 業界 コンサル
  • 設立 1997年
  • 売上高 30億円
  • 営業利益 11億円
  • 従業員数 70名
  • 本社所在地 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ 18階

公認会計士、税理士が主体となったM&Aの仲介会社です。

強みは、ネットを活用した独自のマッチング機能を持つところです。

第2位 キーエンス 2227万円

  • 業界 電子部品
  • 設立 1974年
  • 売上高 5268億円
  • 営業利益 2928億円
  • 従業員数 連結6,602名
  • 本社所在地 大阪市東淀川区東中島1-3-14

FAセンサーといった検出・計測制御機器の大手です。

小回りの利く商品開発力・工場を持たないファブレス経営が強みです。

第1位 M&Aキャピタルパートナーズ 3515万円

  • 業界 コンサル
  • 設立 2005年
  • 売上高 83億円
  • 営業利益 36億円
  • 従業員数 連結136名
  • 本社所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1 グランドトウキョウノースタワー38階

独立系のM&A仲介会社です。16年10月にM&A仲介の老舗のレコフを買収しました。

事業承継案件を得意とし、調剤薬局の顧客基盤が強いです。

上場企業の平均年収ランキング!11位~50位は?

これも40代のモデル年収で比較してみました。

11位~50位は企業名と平均年収のみを表でまとめました。

順位 企業名 業界 平均年収
(万円) 
11 日本商業開発 投資事業 1331
11 朝日放送グループホールディングス 放送 1331
13 ソレイジア・ファーマ バイオベンチャー 1320
14 ファナック 工作機械 1313
15 丸紅 総合商社 1289
16 電通 広告 1270
17 住友商事 総合商社 1248
18 三菱地所 不動産 1215
19 シグマクシス コンサル 1210
20 ドリームインベキュータ コンサル 1182
21 ジャフコ 證券 1174
22 野村総合研究所 ITサービス 1160
23 オプトラン 電子部品 1122
24 プレサンスコーポレーション 不動産 1115
25 三井不動産 不動産 1098
26 ケネディクス 投資事業 1088
27 野村ホールディングス 證券 1087
28 サントリー食品インターナショナル 飲料・酒類 1085
29 グローバル・リンク・マネジメント 不動産 1077
30 双日 総合商社 1070
30 第一三共 医薬品 1070
32 ベイカレント・コンサルティング コンサル 1035
33 アステラス製薬 医薬品 1029
34 武田薬品工業 医薬品 1028
35 豊田通商 総合商社 1026
36 日本エスリード 不動産 1012
36 共栄タンカー 海運 1012
36 鹿島 建設 1012
39 プロパティエージェント 不動産 1011
40 東京エレクトロン 半導体製造装置 1000
41 大林組 建設 996
42 WOWOW 放送 991
43 出光興産 石油 986
44 東京汽船 海運 984
45 ペプチドリーム 創業ベンチャー 983
46 日本オラクル ITサービス 982
47 レーザーテック 半導体製造装置 977
48 ソニー 電機・家電大手 975
49 三井海洋開発 電力・ガス 974
49 シンバイオ製薬 創業ベンチャー 974

上位50社までに、コンサルティング業界・総合商社・不動産業界がそれぞれ7社ずつランクインしました。

その他だと、投資事業や医薬品の会社もそれぞれ3社ずつランクインしています。

投資ファンドは、近年大企業の「選択と集中」の動きの中で、ファンドを活用するケースが高まり、存在感を増しています。買収に慣れていない日本企業にとって、買収のノウハウを持つファンドが魅力的だからです。

医薬品業界は、高齢化を追い風にしてきましたが、近年、医療費抑制のため政府による薬価の値下げ圧力が強まることが気がかりです。

業界別の平均年収ランキング【参考】

続いて、業界別の40歳時の年収ランキングを上位から順にまとめました。

[box class=”red_box” title=”POINT”]

全業界の平均年収は、「600万円」。

前年度と比べて伸びている業界は…

  • コンサルティング業界(1位)76万円増
  • 総合商社(2位)117万円増
  • 化学業界(28位→23位)17万円増

前年度と比べて下落した業界は…

  • 海運業界(4位→8位)32万減
  • 生命保険業界(20位→23位)33万減
  • 旅行業界(48位→52位)41万減
[/box]
順位 業界名 平均年収
(万円) 
1 コンサルティング 1316
2 総合商社 1232
3 放送 879
4 携帯電話事業者 839
5 投資事業・投資ファンド 815
6 メガバンク 798
7 石油 784
8 海運 776
9 證券 755
10 総合重機 745
11 医薬品 731
12 自動車 723
13 電機・家電大手 706
14 複写機・プリンタ 702
15 映画・アニメ 695
16 トイレタリー(日用品) 690
17 飲料・酒類 689
18 損害保険 673
19 建設 671
20 パチンコ・パチスロ 648
21 不動産・住宅・マンション 647
22 倉庫 636
23 生命保険 633
23 化学 633
25 広告 632
26 ゲーム 629
27 ITサービス、ソフトウェア 627
28 工作機械 626
29 Webサービス 624
30 半導体製造装置 622
31 建設機械 612
32 ネット広告 609
33 電子部品 608
34 自動車部品 602
35 創薬ベンチャー 601
36 ネット通販 600
37 医療機器 598
38 鉄道(JR・民鉄) 597
39 鉄道車両 594
40 鉄鋼・非鉄金属 594
41 化粧品 585
42 産業機械 583
43 食品 573
44 文房具・事務用品 556
45 通販 537
46 カー用品 537
47 スポーツ・フィットネス 536
48 ドラッグストア 527
49 コンビニエンスストア 527
50 教育・学習塾 527
51 人材サービス 522
52 旅行 519
53 レジャー・テーマパーク 518
54 陸運 500
55 繊維・アパレル 500
56 スーパー 493
57 外食 491
58 中古車 488
59 ホームセンター・ディスカウントストア 485
60 家電量販店 482
61 リサイクル・中古 466
62 ホテル 464
63 百貨店 452
64 介護 401

トップのコンサルティング業界と最下位の介護業界で実に3.2倍もの開きがありました。

業界1、2位はコンサルティング業界や総合商社です。これは、業界全体として、在庫を持たず利益率が高いことが要因と考えられます。

もちろん企業ごとに年収は変わってくるので一概には言えませんが、年収を重視するのであれば業界選びも重要だと分かりますね。

おわりに

年収ランキングはいかがだったでしょうか。年収ランキングでは、コンサルや総合商社が上位に多く含まれました。

ただ、企業を選ぶ基準は年収だけではありません。あくまで年収も一つの指標ととらえ、理想の働き方ができる会社を選ぶようにしてください。

皆さんの転職活動を応援しています。

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